キャリコン実技試験合格のコツ。団体を選択することからはじまる。
前回、残念ながら落ちた方、そして
これから受ける方にアドバイスをさせて頂きます。
JCDAかキャリ協か、受験する団体で対策をすることが大切です。
同じ国家資格のキャリコンでなぜ、実技のパターンが団体で違うのかは
最初は不思議と思うでしょうが、それぞれ、
内容は理にかなっている方向性は出していると思います。
JCDAはカウンセリング寄りなので、15分の中で
急いで、方策へ走ってしまってはいけません。
傾聴が一番大事となり、なぜ、相談者がここに来たのかという
お気持ちに寄り添うことができなければ合格できません。
経験代謝サイクルという独自の理論に基づいて、内面を深く掘り下げていかねばならないので、カウンセリング要素が強めの面談となります。
一方、キャリ協は、CLの問題を把握し、展開していかねばなりません。
評価基準に「展開」があるので、お気持ちに寄り添うだけでは合格できません。
途中10分くらいで、要約することもポイントです。
JCDAは逆に未来のことや、展開を急ぐとNGです。
過去の状況、今の状況をお聞きすることが大切です。
こんな感じで2団体が方向性が違うことは、大人の事情として割り切って
受かるためには、受ける団体研究が必要となります。
どっちが簡単か?というよりも
本人の面談スタイルによって違ってきます。
目標設定して、まとめて、さっさと方策も含めて展開していくことが慣れている人は
キャリ協となるでしょうし、CLの気持ちを中心に主訴を把握して、寄り添い、本人に意思決定していただくよう支援していくスタイルが合う人はJCDAですね。
将来、2級を受ける方は最初からキャリ協をお勧めします。
私は、2級を受けたときにJCDAの禁じ手を使っても合格できました。
(やはり、違うのです)
ここまで、JCDAとキャリ協は違うのだなと感じましたが、どちらにも良さはあるので
皆さんが自分に合った団体を決めていただければと思います。