エンプロイアビリティとコンピテンシー。(最近の職業能力観)
最近の職業能力観。
エンプロイアビリティ。
▪️エンプロイアビリティとは
エンプロイアビリティ(empl oyability)は経済学用語の1つで、従業員として「雇用され得る能力」のこと。
Employ(雇用する)とAbility(能力)を組み合わせた言葉です。
労働者個人の基本的能力としては(厚労省)
↓
A 職務遂行に必要となる特定の知識・技能などの顕在的なもの
B 協調性、積極的等、職務遂行に当たり、各個人が保持している思考特性や行動特性に係るもの
C 動機、人柄、性格、信念、価値観等の潜在的な個人的属性に関するもの
このうち、Cについては、個人的かつ潜在的なものであり、これを具体的・客観的に評価することは困難と考えられるため、
エンプロイアビリティの評価基準として盛り込むことは適切ではなく、A、Bを対象に評価基準をつくることが適当である。
▪️コンピテンシーとは
コンピテンシーの起源は、ハーバード大学の心理学者であるD.C.マクレランド教授を中心としたグループが、米国務省から「学歴や知能レベルが同等の外交官(外務情報職員)が、開発途上国駐在期間に業績格差が付くのはなぜか?」という依頼を受け、調査・研究を行った結果、「学歴や知能は業績の高さとさほど相関はなく、高業績者にはいくつか共通の行動特性がある」と判明した事が始まりとされている。
このとき、挙げられた行動特性は以下のようなものである。
コンピテンシーに含まれる代表的な項目
↓
・率先行動力
・顧客志向性、達成思考性、
・監視、問題解決能力など
※上記の2種の意味は学科にも出やすいので、確認しておきましょう。