キャリアコンサルタント合格応援! ! 櫻子塾

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システマティック・アプローチ。

 
 
ステマティック・アプローチ。
代表的なキャリアコンサルティング
 
 キャリア・カウンセリングにやり方もいろいろあるが、古くから行われてきた最も代表的なアプローチが「システィマティック・アプローチ」である。
 
「システィマティック・アプローチ」は学科試験にも出ることもあるし、今後のキャリコン生活でも使えるので身につけておきましょう!!
 
 
●まず、キャリアコンサルティングを行う際には下記の6つの支援を行う。
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キャリアコンサルティングの6分野
1、自己理解
2、職業理解
3、啓発的経験
4、カウンセリング
5、方策の実行
6、フォロー、職場適応
 
 
 
上記の6分野の支援を行うためには下記のプロセスをとる。
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システィマティック・アプローチに共通している流れ
カウンセラーとクライエントの間によい人間関係(ラポール、リレーション)を作り、共同してカウンセリングの目標を定め、計画を立て、その計画を達成するための方策を定めてそれを実行し、最後に結果を評価し、クライエントのフォローアップを行うというプロセスをとる。
 
システィマティック・アプローチのプロセス
 
① カウンセリングの開始 
カウンセリング関係を樹立する。温かい雰囲気の中で、クライエントが安心して話のできる信頼関係を樹立する。
 
② 問題の把握
来談の目的、何が問題なのかを明確にする。問題にはクライエントの問題とカウンセラーが認識する問題が違う場合がある。それを両者が相互に共有し、確認する。共有した問題の解決のためにカウンセラーとクライエントが行動する意思を確認する。
 
③ 目標の設定
解決すべき問題を吟味し、最終目標を決定する。そのプロセスは、まず、クライエントに悩みや阻害要因に気付かせる。次に具体的ないくつかの方策を選択し、それを一連の行動ステップに組み立てる。契約を結ぶことによってクライエントのコミットメントを確かにする。
 
④ 方策の実行
選択した方策を実行する。主な方策は、意志決定、学習、及び自己管理である。
 
⑤ 結果の評価
実行した方策とカウンセリング全体について結果を評価する。クライエントにとって方策は成功したか。カウンセラーはやるべきことをやったか。目標は達成したか。ケースを終了してよいか。
 
 カウンセリングとケースの終了

カウンセリングの終了を決定し、クライエントに伝える。成果と変化を相互に確認する。クライエントが了解すればケースを終了する。問題があれば再び戻って来れることをつげる。カウンセラーは、ケース記録を整理し、完結する。

 
 
《引用・参考文献》
1 木村 周「キャリア・コンサルティング 理論と実際」 2010 一般社団法人雇用問題研究会