ゲシュタルト療法。パールズ
ゲシュタルト心理学とは、個々の情報として認知するのではなく、ひとつの集合体として情報をとらえて意味を認知するという考えです。
ゲシュタルト療法では試験対策として以下の3つを押さえておきましょう。
「ルビンの壷」
この絵は何に見えますか?
壺に見えますか? 向き合った2人の顔ですか?
両方とも正解ですよ。
壺に注目すると2人の顔は認識できなくなり、2人の顔に注目すると壺は認識できなくなります。
人間はふたつ同時には認識できないのです。
これを「ルビンの壷」と呼んでいる図です。
人間は自分が興味を示す対象を「図」と認識し、その他を「地」として認知します。
「図」以外を「地」と認知してしまうと、「地」を自覚しなくなります。
これがゲシュタルト心理学になります。
つまりは、図と地があることに気づき、今までとは違う視点から、全体として物事を捉えてみる。
意識が向かう先を変えてみる。
そうすれば意識していない『地』の領域には、明るい展望があるのかもしれません。
「今、ここ」